音楽と小説

 

最近、好きな小説を読みながら

それに合う音楽を聴くのがマイブーム。

 

今のところひらめいたベストな組み合わせは、

 

村上春樹ノルウェイの森

+ Indigo la End 『濡れゆく私小説』。

 

よしもとばなな『哀しい予感』

+ Mrs. GREEN APPLE『Attitude』

または、くるり『Philharmonic or die』。

 

考えて考えて組み合わせるのではなくてあくまでも直感的に選ぶ。歌の情感はもちろんだけど、作者と小説家の持つ雰囲気がどこか似通っていることが望ましい。

 

常に鳴っている魂の音が同じひと。世界を同じ視点で切りとっているひと。生きる時のリズム感が同じひと。

 

「心」という、シャボンの泡をかき混ぜたようなふわふわの謎に満ちた空間から、泡に少しづつまみれながら特別なとんぼ玉を探し出すような。

そんな感覚で私は音楽を探し当てる。

 

「言葉や音の持つ力」なんてありふれた大きすぎる話題を語るつもりはないけれど、ひとから発せられるすべてのものはその人を表している。仕草、目線、体温もすべて。

 

そして私は無意識に、こんなにもそれを感じながら生きているのだと、この時間を通して気づくことができる。

 

さて、今日は誰を感じよう。